スリランカの鼠小僧サラディール
主人が行ってみたいと、キャンディーから1時間くらい車で走ったところのサラディール村に寄りました。コロンボ-キャンディーハイウェイという道沿いのマワネラという街にあります。スリランカのロビンフッド、日本風に言うとスリランカの鼠小僧サラディール(1832/3/25 - 1864/5/15)についてのテーマパークがあります。サラディールはお金持ちから金品を盗み、貧しい人達にお金を分け与えた実在した義賊です。
サラディールという義賊の誕生の背景には、イギリスの植民地支配があります。金品を盗む相手は、イギリス支配の恩恵をあずかって庶民から税金を搾取し自らの私腹を肥やした、スリランカ人の裕福な人達(主に地主や村長などの権力者です)でした。日本の時代劇に出てきそうなシチュエーションですね。なので、この地域の人々にとってはサラディールは今でも英雄であり、語り継いで行かなければならない歴史上の重要な人物です。
イギリス支配下で盗賊が英雄として持て囃され尊敬や信頼を集めていたとあっては、イギリス政府の面目丸潰れです。なので、やっきになって彼を探し、最終的には捕えられ絞首刑に処されます。
このテーマパークでは、サラディールの幼少期から絞首刑になるまでの様子が展示されています。文字での説明がないので、テーマパークのガイドさんと一緒に回りながら説明を受けます。イギリス支配当時の村の様子を知る事ができ、とても興味深かったです。
参考資料:http://www.lakdasun.org/attractions/saradiel-village-and-theme-park.htm
当時のクリーニング屋さん 池で選択し、窯を炊いた蒸気で殺菌し、アイロンを掛けている様子です。スリランカ人は、昔から清潔で身だしなみを大事にしていた事が伺えます
サラディールのお父さん(と、ガイドさんは言っていました)。水牛を使って、田んぼを耕しています。
民家の台所で調理をしている様子
壺を作っているところ
ついにイギリス政府に捕まり、連行されるところ
サラディールが隠れ住んでいた山(テーマパークの向かいに見えます)。訪れた時間帯が昼まで暑すぎたので登れませんでしたが、今度行った時は、登ってみたいと思います。