【世界遺産】キャンディー－仏歯寺

仏歯寺はその名前の通り、ブッダの歯が安置されているお寺です。ツアーでは必ず行きますし、個人的にも是非訪れて頂きたい場所です。

インドのどこかの州の王子さまが、インドの混乱期に仏歯(左の犬歯)の紛失を恐れ、妻の結い上げた髪の中に隠し、貧しい格好してインドからスリランカに密に持ち込んだと言い伝えられています。髪に隠しても、その歯は光り輝いていたそうです。という言い伝えが、この仏歯寺内に絵で説明されているので、行った際にはぜひ見学してみて下さい。この仏歯がいかに重要であり、大切に扱われているかがよく分かります。このお寺は、入る時に鞄の中チェックと、軽いボディーチェックが行われ、セキュリティーが他よりも厳しくなっています。

仏歯が祀られているので、当然聖地でありパワースポットですので、スリランカ全土から多くの人々が祈りを捧げに訪れます。内戦時に、仏歯が安置されている本殿のすぐそばに大きな爆弾が落ちたそうです。かなり周りが焼けたそうですが、仏歯は無傷で無事でした。やはりパワーの格が違いますね。

その仏歯が安置されてい場所は、扉が閉まっていて普段は見る事もそばに寄る事もできませんが、多くの人がその扉の前で祈りを捧げます。決められた時間に扉が開き、仏歯が納められているケースを遠くから拝む事ができます。お金を払えば、扉の前に行く事ができるようです。

私は、仏歯のパワーではなく、そこに祈りを捧げる人達のパワーに少し圧倒された感じがあり、実はあまり仏歯の近くには長居しませんでした。今思うと、人が多くただ暑かっただけしれません。その代り、建物の彫刻や、壁や天井に描かれている絵がとても素晴らしく、そればかりを観ていたのを覚えています。また、博物館も併設されていますので、そちらもぜひ見学してみて下さい。

この扉の向こうに、仏歯が祀られています。