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スリランカとホロスコープ


スリランカでは国家行事の日程もホロスコープで決めるほど、とても生活に密着しています。

スリランカ人は、基本的に生れた時にその日時と場所を基にホロスコープのチャートブックが作成されます。そこからは、その人の性格や、これから歩んで行く人生などがある程度分かってしまうそうです。

主人と私が結婚する時も、主人が占星術師に依頼して、ホロスコープで相性をみていたようです。私はその事を結婚後に知ったのですが。20項目中17項目がマッチしたらしく、普通は10項目も合えば十分良い方だから、私達の相性はすごく良いんだ!と主人は言っていました。合わなかった3項目って何のか、ちょっと気になりますね。

結婚式の日時も、ホロスコープで決められました。それが、某日の午前10時頃。早起きして、レジスターと呼ばれる婚姻登録専門の資格のある人の事務所に向かい、諸々の書類にサインし、無事に指定された時間に結婚する事ができました。

大きい行事の良き日時をホロスコープで決めるのは、その後に大きな障害が起きないように、物事がスムーズに進むようにするためだそうです。

例えば、主人と私はたまたま相性が良かったですが、もちろん悪いと出るカップルもいます。悪いからと言って結婚を取りやめるわけではなく、結婚の日時を少し変更したり、結婚式の場所を変更してみたり、少し違う場所に一旦住んでから結婚してみたりなどして、結婚の日を迎えるようにするようです。建物を建てる時の着工日時もホロスコープで決めます。小さな事だと、旅行などの遠出をする時に、家からの出発時間を決めてます。

私は占いはあまり気にはしませんが、嫌いではないのと、主人は普通のスリランカ人らしく、ホロスコープは気にしますが、それに振り回されたりはしない人なので、こういう文化も面白いなぁと思えています。ホロスコープは、占星術師が星の位置などから導き出します。自分達も宇宙の一部であり、星の配置によって影響を受けるのだそうです。ちょっと壮大ですね。なので天文学や統計学などの要素が大きいように思います。

日本も風水や九星術を気にされる方もいらっしゃるので、それに似た感覚かと、個人的には思っています。

少し長くなりますが、、

ツアーで行く占星術師は、だいたいジュエリーショップに居て、ホロスコープで占ったパワーストーンを持つようにと勧められます。旅の思い出に!と思って購入されるか、必要ない!と購入しないかは、あくまでも個人の自由ですので、スリランカに行ったら、こんな事もあるとだけ頭の片隅にでも置いておいて頂けると良いかと思います。


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